介護職からケアマネジャーを目指すためには、介護支援専門員の試験に合格することが必須だ。
この介護支援専門員の試験の合格率は20%前後と低めで、受験者の多くは合格できず、再び勉強に取り組むことになっている。
ケアマネジャー試験には、介護福祉士などの国家資格を取得している、もしくは介護の相談援助業務に携わっていることという受験資格が設けられており、記念受験を行うような人が多い試験ではない。
真剣に合格を目指す人ばかりであるにも関わらず、合格率はかなり低いので、ケアマネジャー試験に合格することは簡単ではないと考えていいだろう。
難易度の高いケアマネジャー試験を突破するために押さえておきたいポイントは、100点を目指そうとしないことだ。
ケアマネジャー試験に限った話ではないが、100点を目指そうとして丁寧に勉強を進めた結果、試験範囲をカバーできずに失敗するというのは、多くの人が陥りがちな失敗パターンだといえる。
介護支援分野、保健医療福祉サービス分野の両方で正答率70%を超えれば合格で、100点が必要な試験ではないということをまず意識する必要がある。
もちろん、苦戦するところは重点的に学ばないといけないが、あまりに手こずるようなら苦手な部分を捨てる選択も必要である。
全く勉強していない部分が残らないよう、たとえば◯月までに介護支援分野の勉強を終えるといったように、しっかり計画を立ててケアマネジャー試験の勉強を進めていくのもおすすめだ。