介護職からキャリアアップ!

気になるケアマネジャーの収入面

ケアマネジャーは、介護のマネジメントを行う介護保険のスペシャリストである。
病気や障害などが原因で困っている当人、あるいはご家族からの相談に応じ、最適な介護プランを提案するのがケアマネジャーの主な仕事内容で、十分なやりがいを感じられる。
もっとも、やりがいのみでは現実的にモチベーションを維持するのは難しく、稼げるかどうかが気になる人も多いだろう。

まず、ケアマネジャーの平均年収は約420万円で、全業種の平均の約430万円と比較するとやや低めな数字である。
稼げないというわけではなく、介護職に限定すれば年収はかなり高めな部類だ。
介護職全体の平均年収は約360万円だが、これは平均なので、平均より稼げない人も珍しくはない。

様々な理由により、介護職の給料は比較的低めで、大きく稼ぎたいと思っている人向きではないのが実情である。
しかし、ケアマネジャーであれば収入面でも十分に期待できるので、稼ぐためにケアマネジャーを目指すのも手だ。
ただしケアマネジャーになるのは簡単ではなく、相応の勉強が必要になる。
医師や看護師などの国家資格を持っておらず、介護未経験の状態からケアマネジャーを目指す場合、まず介護福祉士の国家資格取得を目指すのが基本である。

介護福祉士の資格を取得後、5年以上介護の実務に携わることで、ようやくケアマネジャー試験の受験資格を得られる。
このように、すぐケアマネジャーになるのは難しいものの、苦労に見合うだけのメリットはあるので、ぜひケアマネジャーを目指してほしい。